蒜山ログハウスの記事


以前から取り上げている蒜山のK様邸のログハウスメンテナンス工事完了しました。
約15年程前に他社メーカーのログハウスを建てられたK様。
子供さん達が大きくなり使用頻度が少なくなり約13年間再塗装を含むメンテナンスを
されて状態でした。
昨年夏に外部のメンテナンスを行いました。(2021年8月ブログ参照)
今年に入って先月(3月)から内部メンテナンス工事を再開しました。
内部は特に1階基礎内部のメンテナンス工事でした。
原因は主に結露による木部の腐れです。
腐った2本の階段を撤去して新たな柱を取り付けました。

今回は柱下部に基礎パッキンを入れて直接柱が床に接しないように施工しました。

柱は角を面取り、ウレタン系塗料を2回塗装。


階段も株をノコで切除して基礎パッキンを入れ込みました。

室内建具枠も下部が腐っていたため、撤去、新設しました。

室内建具も全体が菱形に曲がっていたので、裏板を当てて強制しました。

今回根本的な問題はおそらく結露によるものと考えられますが、費用対効果を考えると
この対処方法がベターと考え対応させて頂きました。
ご相談から約1年、なんとか今年のGWに間に合いました。
新築ログハウスがメインの工務店なので、なかなか他社ログハウスのメンテナンス
まで手が届きませんが、出来る範囲で全力でご対応させて頂きます。
既存ログハウスは生きた教材です。今回も大変勉強になりました。
K様ありがとうございました。

2022年4月25日 | カテゴリー 現場レポート, メンテナンス |

岡山県の蒜山高原の別荘ログハウスです。
約13年放置されていたログハウス(他社メーカー)。
様々な問題を抱えていました。

外壁の塗装はその役目をとっくに終わり、日焼けと黒カビの区別が付かない外観でした。
デッキ横から見るとあまり痛んで無さそうですが、、、

デッキに上がって見てもぱっと見ただけでは判りませんが、、、

よ~く近づいてみると、、、アウトです。

こちらはデッキ手摺を撤去した後の写真です。危険です。

実は室内も確認すると2階の北側の妻壁床に虫の死骸が多数ありました。
ここからいろいろ推測して、実際に検証していきました。
まず北側妻壁の見切りを取り外すと、、、虫の死骸やサナギがいっぱい。。。


こんなところに大きな隙間が、、、こりゃだめじゃ(岡山弁)。

桁側見切りも同じように、、、虫の巣だらけ。。。

窓周りの板金も外すと、、、虫の死骸だらけ。。。

全てコーキングを打って復旧しました。


まずは洗い。汚れを落とします。
屋根。


壁。


後日、まず屋根板金と土台板金の錆止め塗装をします。(朱色の塗料が錆止め塗料です)


そして屋根の仕上げ塗装。

板金留めの釘の上からコーキング。細かい部分ですがこうすると長持ちします。

破風板はかなり劣化していたので板金で覆いました。
施工前。

施工後。

これで次回屋根塗装まで(概ね10~15年)は時間稼ぎ出来ますね。
続いてログ壁塗装!と行きたいところですが、そのまえにケレン(サンダー磨き)作業。
ログ壁の汚れを機械で磨き落とします。1日では終わりません。2日かかりました。


そして下塗り剤を塗装。今回はほぼ全て塗りました。

塗装職人の田口さんです。細かいところまで対応して下さいます。
そして1回目塗装とその後の補修。


白い部分が補修した所です。
続いて仕上げの2回目塗装です。


その間に下で足場撤去後に張る1階デッキ床の塗装を4面塗ります。
こうすると施工後塗れない部分が無くて長持ちします。

そして2階ベランダの塗装。
こちらは塗装前。

そしてこちらが2回塗装後。

ここまで約1か月半。次は足場を組み替えて1階デッキの床張り替えと下屋根工事に入ります。

岡山県の蒜山高原および鳥取県の大山には数多くの別荘のログハウスがあります。
残念ながらメンテナンスが出来ていないログハウスが数多くあります。
スケッチでは他社のログハウスのメンテナンスや補修工事も行っています。
お気軽にご相談下さい

2021年9月25日 | カテゴリー 現場レポート, メンテナンス |