ログハウスの塗料と塗装に関して - 岡山のログハウス 株式会社スケッチ
スケッチブログ

ログハウスの塗料と塗装に関して

あくまでも「Sketchが考えるログハウスの塗料と塗装に関して」と前振りしておきます。
まず塗料に関してですが、専門的な話になると書ききれないので超簡単に申し上げると
塗料には4パターンあります。
まずは水性と油性。(自然塗料もありますが、今回はこの二つ)
そしてそれぞれに浸透性タイプと被膜性タイプがあります。
浸透性タイプは名前の通り木に浸透するため仕上がりが「木目」がはっきりと見えます。
通常白木の場合2~3回塗装とメーカーは説明書きしていますが、Sketchでは
浸透性の塗料でオランダ製のシッケンズ セトールHLSeをお勧めしています。
もちろん他社メーカーにもいいものはありますが、費用対効果の面からSketchでは
シッケンズをお勧めしています。
ログ壁とログ小口、2F妻壁を板張りにした場合の外壁板、棟、母屋、桁は「4回塗装」を標準と考えています。
軒天板は「2回塗装」を標準としていますが、できれば3回をお勧めします。
次に破風、窓、外部ドアの外部周りの幕板はSketchdでは被膜性の塗料
キシラデコール コンゾランをお勧めしています。
理由はログに比べて薄い板であるため耐久性を最優先して「木目」はほぼ消えて
しまいますが、少しでもメンテナンスを軽減するためにお勧めしています。
そして塗装はできるだけDIYをお勧めしています。
最大の理由は「メンテナンスが必要だから」です。
もちろん全てをプロにお願いしても構いませんが、当然ながら費用もかかります。
何より自分で塗っていれば劣化の様子が日々確認できます。
また建てる環境によっても劣化は異なります。
「どんな家でもメンテナンスは必要です」
個人的にはログハウスのメンテナンスは外壁塗装に限るとと言っても過言ではありません。
出来れば新築当初と永遠に変わらない塗料があればいいのですが残念ながらそのような
塗料はありません。。。
またログ壁も被膜性の塗料を塗る(実際に外国メーカーのログハウスは多いです)のも
「外壁の劣化を少しでも遅らせたいと」と言う観点からの選択であれば正しいと思います。
上記を内容を少しだけ頭の中で整理して理解頂き、試し塗り等をした上で結論を
導き出されるのが一番いい選択だと思います。
その上でここだけは拘りたいと考え、違う選択肢を使用するのも大いに結構です。
下の写真は玄関ドアをアンティーク風に仕上げたくて、奥様が色々と情報を収集して
DIYされた玄関ドアです。
「世界に一つの素晴らしい玄関ドア」になりました!

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追伸
大胆な気持ちも時に必要です。。。。




 
 
 
 
 
2021年8月10日 | カテゴリー 木洩れ日のささやき