ポストアンドビームについて? - 岡山のログハウス 株式会社スケッチ
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ポストアンドビームについて?

ここ最近ポストアンドビームについてお問い合わせが増えて来ているので簡単にご説明します。
我々ログハウス業界ではP&B(Post=柱とBeam=梁=通称ピービーと言ってます)と呼ばれていますが、
構造としては在来工法です。
太い丸太の皮を剥き丸太のまま使用する、あるいは角材に加工して使用します。
(「ティンバー」については少しややこしくなるのでここでは省略させて頂きます。)
P&Bが一般の在来工法と明らかに異なるのは、柱の中に壁を収める「真壁」が特徴です。
現在の一般住宅が柱が壁に収まる「大壁」に対して見た目にも特徴的です。

ここから皮を剥き「刻み」加工を行います。
この加工にはチェンソーが使用でき、尚且つホゾや蟻と呼ばれる熟練の知識と技が求められます。また広い加工場も必要です。

これらは二階の梁です。

これは棟木を支える柱と頬杖です。デザインも考慮しての加工です。

そして一旦仮組みを行います。ここまでは組方が違いますが丸太(ハンドカット)ログも同様です。
マシンカットログハウスは工場で機械加工され、仮組みは行いません。

それらをばらして現場に輸送して組上げ(建前)ます。

そして完成したのがこちらです。

内部はこちら。

迫力の階段。

設備も手造りでないと負けちゃいますね。

今回ご紹介したのは千葉県の「WILD LIFE」さんに提供して頂きました。
こちらの代表兼ビルダーの宇津さんです。今ではすっかり少なくなったビルダー、それも若手ビルダーです。
ナイスガイです。彼も元々バレーボールプレイヤーです。(私と違って長身ですが。。。)

↓WILD LIFEさんHP
http://www.wildlife-log.com/
こちらは3年前に県北で建てられた「オカダエンタープライズ」さんの物件です。
資材の応援と建前の応援をさせて頂きました。
材は米松(ダグラスファー)の角材です。

私と対比できるのでその太さが判りますよね。

ログハウスが井桁に材を組上げる「丸太組構法」に対して、P&Bは同じように太い材を使用しますが
構造が全く異なります。
「どちらがいいか?」はヤボな質問です。。。。(冗談です)
詳しく聞きたい方は個別にお応えいたします。




 
 
 
 
 
2017年11月28日 | カテゴリー 現場レポート, 木造在来工法