組上げダイジェスト ~在来建前編~ - 岡山のログハウス 株式会社スケッチ
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組上げダイジェスト ~在来建前編~

昨日1階桁までログが組み上がり、2階の床の根太も付き
いよいよ本日は2階の柱、母屋、棟木を起こします。
在来工法で言うところの「建前」ですね。
今日もお隣の五洋工業さんが駐車場を空けて下さいました。
ありがとうございます。

下ではプレカットされた部材を再度入念にチェックする原親方。

上では2階の根太の上に床下地の構造用合板を敷き詰めています。
尺(約303mm)ピッチの根太の上に28mmの合板を敷いていきます。
通常の住宅では12mmの合板が一般的ですよね。

全ての2階構造材をレッカーで上げて、大工さん達と目崎キャプテンが
円陣を組んで何やらミーティング。
部位の確認と、役割分担の確認ですね。

そこへ指定された束柱を昨日加工されたほぞ穴に差し込んでいきます。
原チームではお馴染みの大工応援の佐山大工さん。

そして、こちらもお馴染みの金田大工さん。頼りになります。

柱と胴差し(横架材)は金物引き寄せます。

その頃下では、母屋に垂木留めのL金物を設置していきます。
この金物もSketchオリジナル金物です。

そして母屋がつきました。

母屋も胴差しで繋ぎます。まるで3階ですね。
2階からレッカーに指示する目崎キャプテン。

そして棟木の束が立ちます。小屋組みとも言います。

いよいよ棟木がつきまして、いわゆる「上棟」です。
O様おめでとうございます!!!!!!
毎回の事ですが興奮しますね。

上棟の瞬間はyou tubeでご覧下さい。
https://youtu.be/DlHzHyaVSEM
全ての終わると、今度は下げ振りで垂直を出し。「雲筋交い」と言われる木を
使って垂直の位置で仮留めを行います。

下から見たアングルです。すごいでしょ。

そして休み間もなく、垂木を設置していきます。
母屋からログ桁に垂木を流す原親方。

今日は風も無く穏やかな、まさに上棟日和でした。

完成されたものを見るのも参考になりますが、建築を生業とする者としては
この棟上までの作業を是非皆様に見て頂きたいと思います。




 
 
 
 
 
2017年1月20日 | カテゴリー 現場レポート, ログハウス