ハンドカットログハウスの記事
プリジェクト“S”(SketchなのでS、まんまです。。。。)
まだ詳細はお伝えできませんが、昨年の大雨で被災された丸太ログの移設に向けたお話です。
そもそもログハウスが移設できるのか?と言うお話はここでは割愛させて頂きます。
詳しく聞きたい方は個別にご説明いたします。
「移設」、、、、できるんです。
今回は構造材の丸太のみの移設をします。つまり残りはぜ~んぶ廃材。
膨大な廃材になります。廃材=産業廃棄物=莫大なコスト(費用)がかかります。
捨てるものにお金がかかる・・・・・。何とかならんか。
そこでお施主様とご相談してあるプロジェクトを立ち上げました。
それがプロジェクトSの始まり。
簡単に言うと有志を募り(今回は選抜させて頂きました)、そのメンバーにボランティアとして
不要な部材を撤去して頂く代わりに、、、、撤去した部材は自由に持ち帰ってヨシ!とする。
そして選抜チームがこの3人。
皆さんSketchでログを建てられたOBさんです。
皆さん小さなお子様のいる若い家族で、なかなか自由な時間が取れない中、
お休みを使い、
ある人は出勤前に、
ある人は宿直明けに、
少しづつ、
そしてGWの休みを利用して、
なかなか外れないビスと格闘しながら、
地道に、
本当にお疲れ様です。工事前はこんな概観だったログハウスが
ここまですっきり無くなりました。
凄いぞ!プロジェクトSチーム!
倉敷市真備にて。
本日やっと各業者さんと現地で打ち合わせできました。
レッカー屋さん
足場屋さん
電気屋さん
水道配管屋さん
各々に解体移設に向けた説明を行い、問題点や課題を出してもらいました。
やはりベテラン業者さん。色々な意見が出ました。
課題はありますが、皆さん「何とかしてあげたい」思いは一緒です。
近隣はまだまだ被災の爪跡がいっぱいです。
年明けから本格的に動きます。
早朝よりY様邸のデッキ一部張替え工事スタート。
朝は冷え込みます。(その後汗ダクダクに・・・)
まずは太田大工さんが腐ったデッキ材の釘抜き。
その間おいらは手摺丸太の割れをコンシール(*)で埋めていきます。
(*ログハウス専用コーキング材です。高価ですが優れものです)
腐った床板を撤去して、新品の材料(2×6の注入材)を並べていきます。
その間おいらはデッキ手摺の塗装です。
そして床板をステンビスで打っていき、その後を塗装。
塗装は事前に塗っていたので今回で2回目。(後日もう2回塗ります)
完了です。
お天気に恵まれ最高に気持ちよかったです!
お昼はフワフワのお好み焼きを頂きました。
築約20年のハンドカットログハウスのデッキもそろそろ限界が近づいています。
2~3年先にはデッキ床組みからやり変えて、次回は仕上げ材には腐りにくいレッドシダーか
硬木のウリン等に張り替える予定です。
築約20年のハンドカットログハウスです。
海を見下ろす山の頂上です。
思わず「ヤッホー」と叫びたくなる景色です。
ここ数年、デッキの床板が至る所で痛みが目立ち始めました。
今回は点検したところ14枚が痛んでいましたので、今回は対処療法として14枚の
床板のみの交換をお勧めしましたが、2~3年内に全部撤去して床組材の点検あるいは交換を
お勧めしました。
早朝建材屋さんに材料(防腐注入材)を引き取りに行って、
日曜日に床板を張り替えるるので、きょうは床板四面を事前に塗装します。
今日は途中まで汗ばむくらいに陽気な天気でした。
写真では分かりませんがFMラジオを音量MAXで聴きながらノリノリでやってます。
おかげで2時間程度で完了。
カマキリも名残惜しそう。。。
いつかこの木にツリーハウスを造りたいな。