倉敷市のN様邸の3年目のメンテナンスに伺いました。
N様邸は国産杉(熊本県産の小国杉を㈱佐藤林業さんにて加工)のログハウスです。
まずは外部のチェック。
外壁の劣化、サッシ枠、軒天のセトリングによる隙間などを確認。
予想通り、西面のログ壁がかなり塗装の劣化(人間で言うところの乾燥肌)ぎみ。
今年の再塗装をお勧めしました。
塗料メーカーは2度塗りと表記していますが、スケッチは4回塗り(N様はDIYで4回塗りました)
を標準と考えていますが、4回塗っても西日の強さはご覧の通りです。
見た目にはボルトの下がりはありませんが、締めてみると
全箇所ほぼ4mmほどセトリングがありました。
玄関ドアは建具屋さんに造ってもらったオーダーメイドです。
こちらは桧で造りました。
もっとも日照時間の影響を受けるところで、やや木が痩せていましたので
再塗装をお勧めしました。
内部に入ると、パイン材に慣れているため杉の香りがとてもよく判りました。
床下の点検。
こちらは後工事で拭きつけてユニットバス下廻り。
給水、排水ともに異常無し。
カビや腐れもありませんでした。
現場レポート
内部の様子。
階段施工2日目。親方もなかなか苦戦しております。
下では原親方、2階では稲田大工さんが施工中。
頼もしい!
本日、屋根の板金工事終了しました。
かっこいいですよ!
内部の様子。
2階の床根太(1階天井)です。1階天井用の電気の配線が縦横無尽に走っていますね。
1階では原親方が階段の施工に取り掛かりました。
プレカットとは言え、相手は無垢の木で、かなりの重量。
一筋縄ではできません。
2階では稲田大工さんが、壁の羽目板施工中。
おいらは2階テラスの手摺の塗装完了です。
今回の手摺はいつもと少しデザインも材料も違います。
O様の拘りです。
内部の様子を久しぶりに・・・・。
原親方と稲田大工さんが頑張ってますよ。
こちらは毎回ご紹介している床の断熱材の端材をユニットバスの間仕切り壁に入れて込んだもの。
端材と言えど断熱材。ましてやユニットバスは温度差の激しい環境です。
しっかり敷き詰めれば、しっかり断熱効果あり!
只今1階を原親方、2階を稲田大工さんと分業して進んでます。
2階は間柱がほぼ設置完了。
外部のDIY塗装も進んでますヨ!
今日はバレンタイン。先日***ちゃんからもらったチョコを今晩頂きます。
***ちゃん。ありがとね。
今日は住宅瑕疵担保保険の検査日でした。
10時に検査員の方が来られました。
外部内部と細かくチェック。
このところ同じ検査員の方で、とても熱心に私の説明を聞いて下さいます。
ログハウスの事、建築全般のお話などなど・・・。
もちろん問題なく検査はパス。
お疲れ様でした。
今日はデッキの手摺材の塗装。
米松に青色の塗料をぬると、何ともいえないいい色が出ます。
ちょっとビンテージ感が出てかっこいい色になりました。
今日は風も無くお天気です。
本日、ユニットバスの設置です。
いけめんの職人さんが一人で組んでます。
15時完了。
おいらはその間、軒天板の塗装が気になり最終塗装。
てっかてっかやで。どうだ!
テラスの根太も気になって・・・。
木っ端もすこし増えました。
「木っ端倶楽部」の皆さん早いもの勝ちですヨ!
また寒さが戻りました。。。風が無ければいいだけどな~。
今日はDIY塗装で事前に塗ってもらった軒天の足らずを塗装。
これを見てピンと来た方は鋭い。
これは稲田大工さんがはった軒天です。
実の部分と妻壁部分に塗装がしてあるのが判りますか?
塗装せずにはってその上から塗装をすると、木が痩せた時に実の未塗装部分が見えますよね。
見栄えももちろん、未塗装部分は弱いですよね。
また妻壁の塗装の色が異なるので、マスキングが必用ですね。
そしてこちらの写真。泣けてきます。。。
塗装板を母屋側にはってくれてます。
この際がとても難しいんです。母屋との色も違いますし。
ありがとう親方。ありがとう稲ちゃん。
普段は無口な職人ですが、お施主さんが頑張っているのをしっかり見ててくれてます。
外は寒さが厳しいですが、心が温まります。
軒天を塗って、棟と母屋も1回目塗装完了です。
屋根の板金工事も順調です。
こちらは登り。
天窓周りは最も気を使うところです。
家を建てる方皆さんに説明してあげたいですね。
春です!立春です。塗装日和です。
という事で、今日はO様ご家族総出でDIY塗装をされました。
こちらの写真で細かい気配りに気づいて頂いた方はスゴイ!
答えは・・・秘密です。
どうです渋いでショ!
お母様も参戦!色んな声が聞こえてきそうですがいいんです。
参加して下さるのがいいんです。
そしてこちらが例の「D」です。
これもかっこいいですね。
今日は***ちゃんからお手紙を頂きました。
涙腺がユルユルのおじちゃまです。。。。
ポパイのほうれん草よりパワーをもらっちゃいましたヨ!
木っ端状況です。
快晴です。風も無く、今日は空気の匂い?香り?何というかこれは
私だけかな・・・とにかく「春」を感じました。
こちらは棟札。
原親方が撮ってくれてました。もう数日前のことですが。
今はこんな風になっています。
こちらは2階床から。まるで在来工法ですね。
オイラは今日は、コーキングにマスキングに塗装にタッチアップと大忙しでした。
今しか見えない部分がまだまだありますので、興味のある方は是非ご覧下さい。
DIY塗装のポイントもご説明しますヨ!
時折雲がかかりますが概ね天気。でも風が・・・・。
いよいよ屋根板金工事開始です。
今回O様が採用された屋根材は「ディーズルーフィング」??(長い名前なので「D」と略します)聞きなれない名前ですね。
スケッチも実際使用するのは始めてですが、調べてみると優れものです。
詳しくはメーカーHPをご覧下さい。↓
http://www.deetrading.com/dsroofing/diplomat/
ログハウスツーならこれを見ると判るかな?
「日本ログハウス協会公式サイト」に出ている、
ログハウスの実大振動実験において試験体の屋根材に使用されていたものです。
日本ログハウス協会公式サイトはこちら↓
http://www.loghouse.jpn.com/
実は我々も後から知ったのです・・・。
瓦が㎡あたり約50kgに対して「D」は㎡約7kgと、ざっと7分の1です。
葺き終った様子が楽しみですね。
そしてこちらは「遮熱ルーフィング」。もうお馴染みですね。
スケッチの屋根ルーフィングは現在この遮熱ルーフィングを標準仕様としています。
屋根板金と言っても、先ほどの「D」の施工の前に軒先や天窓の板金工事があります。
こちらが登り淀の板金。事前に破風をDIY塗装して頂いたのでよっかたです。
これが後からだったら、マスキングテープを貼って、養生もして・・・フー。。。
本日オイラは窓の幕板塗装です。
マスキングが無いのが判りますか?はいはい、プロですから・・・。
実は後からやりました・・・。塗りのスピードが全く異なります。当然アップするハズ。
結局マスキングでほぼ終了。事前準備が大事なんです。
こちらは庇受け。こちらは2回塗装完了ダ!
庇はあと1面のみ。
こうしておくと週末のDIY塗装がかなりスムーズに行くはず・・・。
でもお天気が・・・・・・。
今日は電気の森重さんが配線の仕込み作業をやってます。
ここが心臓部。
ここ(ユニットバス上部)から各部屋へ電線が配線されていきます。
いつ見ても、よく間違わずにできるなと感心しています。
そしてこちらは掃き出し窓。
なんと四枚折戸です。おしゃれですね。
内部から。
そして玄関ドアも付きました!
私はと言うと・・・もっぱら霧除け庇受けの塗装。
いや、大事な作業なんですよ!
いよいよ妻壁の羽目板がはられます。
前回ご紹介したように、昨年末にO様DIYにより事前に羽目板を4回塗って頂きました。
つまり塗装済み羽目板を大工さんにはってもらいます。
ジャ~ン!
カッコイイでしょ!
正面からも。
こちらはまだはられていない2階立上げ部分。
黒いのが防虫通気材です。これをしておかないと通気胴縁をかいくぐって
小さな虫さんがいらしゃ~いですからね。
通気胴縁を付ける前に塗装をしているのがポイント!
こちらの正面の妻壁は現在下地施工中です。
こちらはノッチの入墨にタテのコーキングを打ちました。
ログハウスを建てたいと検討している方には、
本当はこういうところを注意して見て頂きたい。
ちょっとした事ですがとっても大きな意味があります。
先日の大寒波がウソのように昨日今日と暖かいです。
風が無いからですね。
晴天です。
今日は設備屋さんが2階のトイレと洗面の配管工事をやっています。
1階の天井が仕上がる前にやっておかないと出来ない作業なので
少し早めですが先行で行います。
ログハウスの場合、セトリング(ログ壁の収縮)があるため
在来工法と異なり水道、排水ともに収縮ができるようにしなければなりません。
一方大工作業は、妻壁工事中です。
これは通気胴縁です。
O様邸の妻壁は縦板はりなので、通気をとるためには通常の胴縁は使えないため
このような通気のできる胴縁を使用します。
そしてこれが仕上げの羽目板です。
事前にO様に塗って頂きました。
こうすれば、DIY塗装もかなり楽ですネ。
倉敷現場にて。
今日まで親方が現場を離れているので今の内にやっておきたいことを・・・。
まず、2階の間柱や垂木、床根太の収まりが図面と違っているところ
設計の谷川さんとチェック。
収まりの方法は木造の場合1つだけではありません。
大工さんによっても異なります。
その差異を確認して知識を高め、できるだけ大工の手間、部材の無駄を無くす
ことが目的です。
その間、私は外部のログの小口の面取り。
これも今回お施主様のDIY塗装の作業の一つですが、事前にしておけば
次のお休みにいっきに塗れますよね。
それから親方に軒天材の仕上げが悪いとダメだしがあったので
全てをサンダーかけ。
コンタクト使用者には厳しい作業です。
でも今日は気温も高く、風もほとんど無かったので幸いです。
せっかく谷川さんも来たので、ちょっとお手伝い&塗装勉強会。
約1時間の塗装。その後しっかり補修しましたが・・・・。
こちらも4回塗装します。
こうしておけばマスキングを気にする事なく
DIY塗装に専念できますよ。
と、こんな事をいつもやっています。
倉敷市現場にて。
今週は親方が地元の作業があって数日お休みのため
休み明けに必用な材料を軽トラで搬入。
時間があったので、気になるところを塗装しました。
(もちろんお施主様承認の上です)
こちらはSketchではよくある、外壁塗装の前段階。
ポイントが何点かありますよ。
まず第一に、窓廻りの幕板が収まる部分を先行して塗ります。
だってm幕板が回されたらその裏は塗れていません。
つまり痛みやすい。
「塗りムラができて見栄えが良くないのでは?」
との声がございますが、もちろんムラは多少出ます。
でも、ムラと痛みとどっちが重要ですか?
プロの塗装屋さんもそこまでしてくれるでしょうか?
第二に、黒いテープ(ブチルテープと言われてます)は防水テープです。
でもログとログの間の面取りの部分からしっかり水(あるいは風)が入ります。
ブチルの横からコーキングを打ち込みます。
次に2階デッキ部分。
こちらもデッキの仕上げ材が留められたらそこは塗装が出来ませんよね。
だから今しか塗れないのです。
ちょっとした事ですが、大事な事なんですよね。
現場には、できてしまうと気づかないポイントいっぱいあります。
是非この時期を見て欲しいと思います。
1月21日。本日はO様邸の上棟式です。
晴天です!
上棟式はスケッチでご用意させて頂きました。
上棟式も無事終わり、お昼はO様がご用意下さいました。
お昼からはいよいよDIY塗装スタート!
と言っても塗装の前にやることがいっぱい。養生にマスキングに・・・・。
戦闘モードでやる気満々のO様。
建物はというと、、、、
北側妻壁の下地がはられました。
ダイライトと言われる下地材です。
こちらが昨日はられた屋根下地ルーフィング。
遮熱ルーフィングです。現在スケッチではこの遮熱ルーフィングが標準です。
O様おめでとうございました。
今日は朝から曇り空です。
屋根の野地板も設置され、今日は板金屋さんがルーフィングはりです。
O様の屋根の仕上げはガルバリウム鋼板です。
ルーフィングはりの前に天窓廻りの板金の収まりと、
軒先の板金の収まりの確認をしました。
内部では大工さんが金物の取り付けをやっています。
2階は軸組みなので、要所要所に金物留めを行います。
こちらはログの開口部分。ここに窓(サッシ)が付きます。
これはTバーと呼ばれる材料をおさめるところです。
上部からみると英文字のTに見えるのでTバーと呼ばれます。
Tバーの板です。この板にサッシの耳が付きます。
ここでまた勘のいい方はログの巾よりやや細いのはなぜ?
と思われた方は鋭い。
元々の材料はログ厚みと同じ巾ですが、あえて現場で少しだけ削っています。
答えの知りたい方はどうぞおご質問下さい。
本当に些細な事ですが、なるほどという内容です。
今日は少し曇り空。
昨日に続き、東面の野地板はりです。
カネ勾配(45度)なのでとても急です。
天窓の設置をする大工さん。
そこへ足場屋さんがやって来て、屋根足場を組んでいきます。
あれよあれよとあっと言う間に出来上がりました。
さてこれはどこから撮った写真でしょうか?
そうです。棟から東面のカネ勾配の屋根を見下ろした写真です。
怖い!
快晴です。風もほとんど無く気温も穏やかです。
ずっとこうだったらいいのですが、このところ数時間で天候が変わりますので要注意。
昨日上棟しましたね。
足場の一番高い所からみるとこんな感じです。
棟にしっかり金物で留められているのが判りますね。
中から見た母屋の上の状況。
あと少しで垂木が全て設置されるところです。
垂木が全て設置されたら破風の取り付けです。
破風はハフと読みます。軒先の場合は鼻隠し(ハナカクシ)とも言います。
今回、破風は事前にO様にDIY塗装して頂きました。
塗装して無いのが垂木。垂木に沿わせて破風が付きます。
勘のいい方は気づいたかな?破風にある溝(シャクリ)は何でしょうか?
答えを知りたい方はお問い合わせいただいても結構ですし、
実際に見に来られても結構ですよ。
破風が全ておさまると、野地板はりです。
野地板には構造用合板12mmを使用しています。
今日は西面の途中にて日没終了です。
昨日1階桁までログが組み上がり、2階の床の根太も付き
いよいよ本日は2階の柱、母屋、棟木を起こします。
在来工法で言うところの「建前」ですね。
今日もお隣の五洋工業さんが駐車場を空けて下さいました。
ありがとうございます。
下ではプレカットされた部材を再度入念にチェックする原親方。
上では2階の根太の上に床下地の構造用合板を敷き詰めています。
尺(約303mm)ピッチの根太の上に28mmの合板を敷いていきます。
通常の住宅では12mmの合板が一般的ですよね。
全ての2階構造材をレッカーで上げて、大工さん達と目崎キャプテンが
円陣を組んで何やらミーティング。
部位の確認と、役割分担の確認ですね。
そこへ指定された束柱を昨日加工されたほぞ穴に差し込んでいきます。
原チームではお馴染みの大工応援の佐山大工さん。
そして、こちらもお馴染みの金田大工さん。頼りになります。
柱と胴差し(横架材)は金物引き寄せます。
その頃下では、母屋に垂木留めのL金物を設置していきます。
この金物もSketchオリジナル金物です。
そして母屋がつきました。
母屋も胴差しで繋ぎます。まるで3階ですね。
2階からレッカーに指示する目崎キャプテン。
そして棟木の束が立ちます。小屋組みとも言います。
いよいよ棟木がつきまして、いわゆる「上棟」です。
O様おめでとうございます!!!!!!
毎回の事ですが興奮しますね。
上棟の瞬間はyou tubeでご覧下さい。
https://youtu.be/DlHzHyaVSEM
全ての終わると、今度は下げ振りで垂直を出し。「雲筋交い」と言われる木を
使って垂直の位置で仮留めを行います。
下から見たアングルです。すごいでしょ。
そして休み間もなく、垂木を設置していきます。
母屋からログ桁に垂木を流す原親方。
今日は風も無く穏やかな、まさに上棟日和でした。
完成されたものを見るのも参考になりますが、建築を生業とする者としては
この棟上までの作業を是非皆様に見て頂きたいと思います。