スケッチブログ - 岡山のログハウス 株式会社スケッチ - Page 90

スケッチブログ

岡山県総社市のK様邸ログハウス新築工事現場。

いよいよ工事着工しました。

6月のログハウス建築に向けて、

とっても楽しみです。

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まずは、排水のための側溝整備。

ライフラインは大切です。

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U字溝据え付け中。

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きれいに仕上がりました。

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これで、雨水・排水も大丈夫。

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そして、砕石締固め。

本日は「捨てコンクリート」を打設します。

捨てコンクリートは、基礎立ち上がりの位置を決めるためなど

の「墨出し」のために大切な作業。

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「鎮めもの」も納めました。

これで安心。。

神様、末永くお守りください。

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透湿防水シートを敷いて待機中。

雨がひどくならなければコンクリートを打ちます。

・・・準備万端!!

お天気、もってちょうだい!!

岡山市南区リフォーム現場。
今回の工事の一番の難所。
システムキッチンのサイズが特殊で、一般的には奥行きは650(公団用の場合600もございます)
ですが、こちらは35年程前の代物。奥行きは570程度でした。
壊れた食洗機の型番からメーカーに確認したとこ一回り小さい450巾のもののみ対応でした。
650巾に小さな450ではもったいない。
なんとか650巾が入らないか。しかし奥行きが無い。
待てよ、カウンターの懐が利用できるのでは???
と言うことで背板を撤去して入れることにしたのです。
もちろん途中に間柱があると想定して・・・。
まずは、床の配管工事から。
止水栓
以前は高さも850の天板まであった食洗機でしたので床下で直結していたので
床上に上げました。
そして、問題の背板をハツリます。
壁ハツリ
石膏ボード(おそらくアスベスト入り・・)の粉煙と格闘しながらの作業。
壁ハツリ2
そして新しい食洗機用の架台造り。ここらはまるで大工作業です。
架台2
水平器をあてながら、金物を取り付けます。
架台
そして配管を架台下で調整して、
配管結束
1回目のトライ・・・。失敗。5mm金物分入らない・・・・。
架台を外し5mm下げて、再度架台を取り付けて2回目のトライ。
こちらはYouTubeでご覧下さい。

何とか取り付け完了。
キッチン
ちなみにこちらがビフォー
7
先日破損した床下収納の取手を取り付けて
取手
カーテンレールを取り付けて
ka-tennre-su
後片付けと清掃をして
掃除
本日全ての工事が終了しました。
N様大変お待たせいたしました。
いよいよお引越しですね。
まだまだ元気なお家です。
これからのこちらでの新生活を存分にお楽しみ下さい!

岡山市南区リフォーム工事。
本日、壁のクロス貼りとキッチンのクッションフロアー貼りが完了しました。
キッチン(ビフォー)
7
キッチン(アフター①)
2
子供部屋(ビフォー)
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子供部屋(アフター①)
4
子供部屋(アフター②)
3
掃除機掛けも完了し、週末はお施主様のDIY床塗装です。
子供部屋のクロスは珪藻土入りクロスです。
あとは美装と食洗機の交換です。
食洗機がクセモノなのです・・・。

井原市のO様と一緒にクリナップショールームへ行ってきました。
平日と言うこともあってゆっくりご見学して頂きました。
1
今日からショールーム巡りが始まったところです。
これから色々見学して行きます。
家造りに最初の楽しい時間ですね。

4月17日の日曜日、総社市のK様邸の地鎮祭が無事終了しました。

前日夜通し降っていた雨を少し心配していましたが、

その雨も当日朝には止み、なんと快晴になって来ました。

 

「雨降って地固まる」とはよく言ったものです。

晴れ男パワーMAXの地鎮祭でした。

 

DSC_0001和やかな雰囲気で準備中

 

DSC_0099儀式の前の進捗説明を宮司様より

DSC_0011広々した敷地、緑、真っ青な空。。気持ちいい!!

 

DSC_0024 DSC_0026

さあ、始まりましたよ~。。

 

 

DSC_0058 DSC_0062K様ご主人と奥様。。しっかりお祈り。

DSC_0075・・・スケッチもしっかりお祈り。。

 

DSC_0043 DSC_0049そして「鍬入れ」の儀式。。

DSC_0053「鎮め物」にも魂を込めましたよ。

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儀式のあと、みんなで記念撮影。。皆様、お疲れ様でした。

 

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・・雑談タイム。。・・ほんとにイイお天気でよかった!!

 

 

ご主人のご両親、奥様のご両親にもお越し頂き、盛大な儀式になりました。

皆様、お疲れ様でした。  そして、ありがとうございました。

 

いよいよ、今月末から工事が始まります。

K様、楽しみにお待ちください。

 

 

 

岡山市南区リフォーム現場。
古い町並みならではの風物詩。
消火栓。使えるのかな?
1
お清めの盛塩とお米。道路が狭いですしね。
2
まずは分電盤が綺麗に変身!
3
設備屋さんに来てもらって、食洗機を取り外しました。
奥行き580ほど。初期型の食洗機です。まずは取り外して次に入る寸法を確認。
できるだけご希望の食洗機を取り付けたいと思います。
5食洗機
次に表替えをした畳がやってきました。
7畳
イ草のいい香りがします。
みんなで記念撮影。
畳
そしていよいよ床塗装のDIYチャレンジ!
一通りご説明していざ本番。
9塗装
こちらは自然塗料なのでお子様も一緒に塗って下さい。8塗装
しっかり楽しんで下さい。

岡山市南区リフォーム工事。
今日はまず、分電盤の取替え工事。
いつもの電気の森重さんです。
1文電盤
新しい分電盤の切り替えスイッチに各場所の部位名のシールを貼っています。
それにしても太い指。職業柄指が鍛えられるんですね。
2分電盤2
本日で大工工事完了です。
2階の子度部屋のビフォー。
3子供部屋1
間仕切壁を設けて二部屋に。床と壁に無垢材を使用。
こちらが西の部屋。
4子供部屋西
こちらがその裏の東の部屋。
5子供部屋東
こちらは書斎のビフォー。
9書斎
床を無垢に変身!
10書斎
こちらは寝室とウオークインクローゼットのビフォー。
6クローゼット前
そしてこちらが新たなウオークインクローゼット。
7クローゼント
そして無垢の床板に変わった寝室。広い~!!!!!
8寝室
床は明日からお施主様のDIY塗装が始まります!
階段に手摺も。これでちびっ子も登り下りが楽になるね。
11手摺
明日は設備屋さんと打ち合わせ。
来週からクロス張替え工事です。

岡山市南区。
先週からリフォーム工事に入っています。
この辺りはとても古い町並みで、至るところで築100年近い建物があります。
個人的にはとても興味深い建物が多いです。
町並み
時代を感じます。
しかしとにかく道が狭い。おそらく法律があとから出来たので当時のまま
の町並みが残っているのだと思います。
しかも残念なことに空き家が多い。
今ならまだ少し手を加えるだけで良さそうな建物もあれば、すでに
主が居なくなり久しい建物は外観からも朽ちているものもあります。
そんな古い街中での工事です。
中古物件の場合、劣化内容をチェックする際に
(1)建てた環境 
(2)建てた当時の材質および大工の技量
(3)住んでいた方の使い方
以上の3要素が今後どれだけ手を加える必要があるかのポイントになります。
デザインはこれから使われる方の要素で、これにお金を掛ける前に、3要素を細かくチェックして
対応する事が大事です。そういう意味では今回の中古物件はかなり高評価と言えます。
和室の畳も劣化はしていますが、剥いでもカビや腐れはありません。
むしろ下地の杉板は健康状態で、とてもいい色に経年変化していました。
畳下地
この色は塗料では無理ですね。
KIMG0290
1階のリビングや廊下のフローリングはとてもいい状態なので手を加える必要無し。
今回は2階の子供部屋、寝室、書斎の床を絨毯から無垢のフローリングに替えます。
大工
やっぱり無垢がいいですね。
パイン床
今月末にお引渡しの予定です。
看板

それはログハウス協会からの技術講習会の案内がFAXで来た時でした。
以前、協会から頂いた3.11で被害を受け、そこから復旧されたログの写真と、
3.11が近づいていた事も重複し「復興の状況を実際に見たい」と言う衝動に押されました。
しかしその時点では、東京に行く「ついで」と言う感情もありました。
新聞やTVの情報も右から左で、ほとんど知識も無いままで、
「もしかすると規制があるのでは?」とか「自由に行動できないのでは?」と言う
疑問から、福島県の避難者支援課にメールで問い合わせたところ、細かな情報を
送って頂きました。
どうせならログハウスの仮設住宅を見てみたいと思い、担当の方に電話連絡しました。
福島県内に6箇所ログハウスの仮設住宅があることが判り、そうなると一番
原発に近い「南相馬市」の仮設住宅を見たいと思い、南相馬の仮設住宅の自治会長さんを紹介頂きました。
そして直接お電話したところ快く承諾頂きました。
ログ協の講習会が終わり、仙台に向かい翌早朝まだ復旧できていない常磐線の
電車と代行バスを利用して原ノ町という駅に着きました。そこでまず見たのは「除染」という文字。
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見慣れない文字に違和感を感じながら。レンタカーを借りて南相馬の仮設住宅を訪問しました。
国道6号線を北上しましたが、南へ向かう道はダンプばかりで異様な雰囲気でした。
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まず最初に自治会長のM様(皆様お名前も写真も承諾頂きました)にお会いして集会場に案内され、
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ご挨拶もそこそこで、そこに集っていた女性の方(お2人)の仮設住宅を見学させて頂きました。
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既に5年が経ち、外部には所々割れの補修跡がありました。
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どちらの家も4畳半の部屋が二つに小さなユニットバスとトイレ、そして1,500巾位の
キッチンがありました。
そこで今までに聞いていた疑問を聞いてみました。
「ログハウスは快適なのか?」この質問には皆さん広さは狭いが、温かく満足していらっしゃいましたが、
「窓の結露」「窓周りの隙間風」「横風の雨の時の漏水」「外部テラスや階段の腐れ」など
不満や問題もあり、説明不足とアフターメンテナンスの必要性を感じました。
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次に「他のプレハブを退去してログの仮設に移動したという要望がある」と聞いた事があり
実際にそのような要望があるのか聞いたところ、そのような事例は無いとの事でした。
そして自治会長さんは地元の芳賀沼さん(前ログ会長)が大変頑張ってくださったとも言われていました。
その後、集会場で地震の時、津波の時、そして今の心境などを伺いました。
集会場の前に建つ、建設当時に立てられたモニュメントが色あせ、時間の経過を物語っているようにも感じました。
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こちらに来られている方は、みなさん小高地区の方で、中には津波で家を失った方もいて、
原発から20k圏内で強制的に仮設住宅へ移動された方々です。
つらい記憶を思い出して頂く中で、終始皆さん笑顔で話される中、私が
「みなさん優しいですね」と言った言葉にも、原発を許容した思いからか、
政府や東電への怒りと言える言葉はありませんでした。
それは実際に経験した者でなければ判らない心の奥底にある複雑な思いとも思えました。
見ず知らずの私に手造りのおもてなしまでして頂き、私も複雑な感情を言葉にできませんでした。
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みなさん本当に貴重な時間をご提供頂き、深く感謝いたします。
「ありがとうございました」そして「頑張りましょう」
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その後、時間の許す限りレンタカーで移動しました。
前日の協会で紹介された「津波被害から復旧されたログ」も奇跡的に発見しました。
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残念ながらそこに人影はありませんでした。この集落を襲った海がすぐ近い事は
護岸工事をしているダンプと重機の音で想像できました。しかし辺りに家は無く
そこに家がある事が不思議な風景でした。
それでも改めて「ログハウスの強さ」をこの目で認識しました。
不思議と悲しいという感情はありませんでした。むしろ呆然としたと言った方が近いと思います。
ここにいつの日か家族が戻り、辺りに家が建つのはいつの日か判りません。でも必ずそうなって欲しいと強く思いました。
その後、県道と思われる道を南下していくと、「奇跡の一本松」という小さな看板を見つけ
気になって看板の指示に従って車を走らせて行くと、あきらかにそれと判る一本の木が遠くに見えました。
辺りには何もありません。所々で除染をしている方々の複数の人影、近くを通りすぎると簡単なビニール系の作業服
で特に防塵マスクなど付ける事なく作業されたいるのも不思議でした。
私がそれの近くに付いた時、一人の女性がそれをじっと見上げていました。
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防風林として以前は生い茂っていた松並木の中で、この一本だけ奇跡的に残ったそうです。
よく見ると新芽も出ていました。
ここでも不思議と悲しい感情はありませんでした。
人生色々な事がある。理不尽な事もいっぱいある。でも時は過ぎ前に進むしか無い。
それはあきらめでは無い。歯を食いしばってでも前に進まなければいけない。
私はそこで「生きている」実感と「生かされている」実感を体感できました。
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その後、南相馬、福島市と移動する中でも町並みの中で普通にこの看板が立っているのに気づきました。
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その前をダンプが通り、乗用車が通り、子供や老人もその前を通り過ぎていく。
普通の「日常の風景」です。
不思議なもので慣れてくると違和感を感じなくなる。
これが「風化」なのでしょうか?
二日間の滞在で個人的に色んな感情が湧き出てきましたが、今まだ整理できていません。
この経験が何かに役立てればいい。今はそんな心境です。
整理できたらまた書きたいと思います。

Sketch 図子 浩司

3月31日に東京で日本ログハウス協会の技術講習会がありました。
今回の内容はとても興味深いものばかりでした。
その中でいくつかご紹介しましょう。
(1)温熱環境研究について
ログハウスと一般木造住宅(在来工法)の室温変化の比較。
エナジープラスと言われるソフトでのシュミレーションです。
ログ材の厚みを240mm、120mmで外部を全て覆った場合
実際には天井(垂木)などをログ材で覆うことは不可能なので
あくまでもシュミレーションです。もう一つは一般住宅で
石膏ボード12mmで覆った場合の3パターン。
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右が月軸、上が時間軸です。左からログ240mm、120mm、在来です。
赤い部分が高温、青い部分が低温を示しています。
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ご覧の通り右の在来の温度変化に比べて、ログは温度変化が小さいのがわかりますよね。
次に
(2)次に環境建築研究家の岡田 好勝様の
室内の温湿度管理とエネルギー消費の削減と題した講演。
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こちらも大変興味深い内容で、今までの常識を覆す内容でした。
何よりデータ取りが半端無く綿密で多く、また実際に実証していると言う点では
今後の施工に生かしたい思いました。
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一度聴いただけではまだ理解できないの点もあったのでチャンスがあったら
再度聴きたいと思います。
建築基準法の法改正により2020年より現行の省エネ基準にしたがった施工が義務付けされます。
この基準は概ね在来工法を基準とした主に断熱と気密が主軸となら、その基準に合わせると
一部の地域ででは今のログ材のサイズでは適合不可となってしまいます。
ログ材はご存知の通り木材で、一般の断熱材に比べると断熱性能は劣ります。
したがってログ材を厚く(太く)せざるを得ないと言う壁にぶつかります。
今でこそ数少ないログハウスが今後建てれなくなるかもしれないと言う大きな問題もございます。
しかし、木には高い蓄熱効果や、ログハウス特有の構造が高い耐震効果がある事や
人体への優しさ、国内材の利用価値など大きな大きなメリットもございます。
近づく2020年問題に間に合うよう協会全体で協力と努力が必要です。
(3)そして最後に3.11で実際に被害にあったログハウスの修復をされた
工務店の方の説明。
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これは実際に津波による被害を受けた方の建物で、こちらを実際に修復されたそうです。
明日から福島に仮設住宅を視察する予定の私にとってはとても関心があり
福島県内で私の予定ルートからもあまり遠く無いため、時間があれば実際に
拝見したいと思いました。(実際に見てきました)

このようにログハウス協会では年に数回技術講習会を開催しています。