スケッチブログ - 岡山のログハウス 株式会社スケッチ - Page 87

スケッチブログ

津山市A様邸ログハウス新築工事現場。
今日は午後からA様ご夫妻と電気配線の最終確認です。
天気は快晴。気温も暖か。
まずは瓦葺き工事から。
瓦を葺くと言っても、その前にいろいろ作業が必要です。
先日屋根の下地に敷いた遮熱ルーフィングに瓦を載せる桟木(サンギ)を留めていきます。
1
その桟木の墨を打ちます。
2
こんな風になります。
3
午後から奥様が合流されて、早速電気配線の確認です。
8
ログ壁のスイッチおよびコンセントの左右の位置の変更は出来ませんが、上下は可能です。
また図面で書かれた照明の位置も、実際に建物の中に入ると想像と異なる事があります。
実際に電気屋さんの森重さんに説明してもらい一つづつ確認していきました。
1Fの電気工事の様子。
4
2階の垂木から下がった電気線。
こんな風になっています。
5
一方大工工事は軒天板の施工中です。
木の間に見えるのが軒先換気孔です。ここから空気が入って温度変化によって
棟の上部に抜けていきます。
軒天をはる原親方。
7
棟には瓦屋さんが棟換気を取り付けます。
6
外部はご主人がDIY塗装を頑張っていましたヨ!

津山市A様邸ログハウス新築工事現場
今日は久々の雨模様。
今日は妻壁の下地工事です。
間柱に構造用合板を取り付け、透湿防水シートをはった上に通気胴縁を打ちます。
これはサイディングを取り付けるための下地と通気を確保するためです。
予め勝手口ドアやサッシの寸法を測ってサイディングをカットします。
このサイディングが重たいのです。
KIMG0136
垂木と胴縁の隙間に差し込んでいきます。
KIMG0137
このサイディングに後日ジョリパットを吹付けます。
KIMG0142
南面はテラスがあるので、まだ施工もやりやすいのですが、北面はかなりハードです。
KIMG0138
妻壁の仕上げに関しては、ジョリパット以外にも漆喰や板張りも、もちろん可能です。
ただしメンテナンスを考えると、特に板張りは要注意です。
特に北壁は完成後は足場が無いため大変です。
建築後のメンテナンスも考慮しジョリパットをお勧めしました。
手前に見えるのは電気線です。電柱から引き込む幹線です。
KIMG0139
こちらはサッシ周りの防水のためのテープ(ブチルテープ)です。
テープの横から台風などで雨が吹き込むのを防ぐためにコーキングを打ちます。
KIMG0141
本日はここまで。

本日は津山市のA様邸の上棟式を行いました。
秋晴れのもと、式に向けて準備スタート。
1
上棟式の後に行う、餅投げの準備も完了。
お餅はなんと1升分!お菓子もいっぱい!
2
予定通り10時より上棟式が始まりました。
今回、宮司は目崎さん。初デビューです。
降神の儀、祝詞奏上と続いていきます。
3
四方祓いの儀、昇神の儀と無事完了。
4
最後に皆さんで記念撮影。
5
その頃、家の前では・・・。
集まってます。
まずはAさまご夫婦にご挨拶を言って頂きました。
7
そしてお待ちかねの餅投げです。事前に用意したお菓子も一緒にエイ!
8
小さなお子様もきっといい思い出になる事でしょう。
9
お父様もいい笑顔。Aさま、親孝行できましたね。
10
今ではすっかり珍しくなった行事ですが、こういった文化は残していきたいと思います。
11
餅投げが終わり、皆さんに内部をご覧頂きました。
12

津山市A様邸ログハウス新築工事現場。
秋晴れが続きます。
1
昨日は、2階の妻壁の間柱設置まで完了しました。
ログ材の上に建っているのが間柱です。
ログ材から上の構造は基本的に在来工法(軸組工法)と同じです。
2
応援の大工さんも今日までです。
まずは煙突の取り付け。平らな場所では無いので作業も慎重に行います。
3
補強された垂木の内側に、熱に強いケイカル板(ケイサンカルシウム板)を二重に張ります。
そこに特殊な金物(煙突の上下左右の角度を調整が可能)を設置します。
4
そこに煙突を差し込み、まっすぐになるように水平器で調整して固定します。
5
内側から見ると、こんな風になります。
6
次にサッシ(窓)です。
昨日もご説明したようにログ材は収縮=壁が下がるため
ログとサッシの間にTバーと言われる木枠を設置します。
この木枠は収縮しないいので、この木枠にサッシを留めます。
室内から
7
外部から見ると
8
上部に隙間があるのはログの収縮スペースです。
左右の調整はクサビで行います。
9
2階部分は、妻壁の間柱に構造用合板を張ります。
11
サッシのサイズに合わせた枠に取り付けます。
10
昨日設置された2階のテラスの根太に仕上げ材のセランガンバツを設置します。
セランガンバツは樹脂が多く、比重が水より重たいため沈みます。
つまり腐りに強い、硬木です。
硬木ゆえにステンレスのビスが途中で折れるため
錐(きり)で下穴を空けておきます。
12
最後に塗装です。今回はAさまのDIY塗装です。
スケッチのブログを見ている方は、もうご存知ですね。
破風の上部は瓦(役物)が乗るため、瓦が乗るとその部分は二度と塗れません。
したがってこの時点で瓦が乗る部分のみ先に塗装を行います。
また、破風を留めているビスもそこから雨水が浸み込み、サビや腐れの原因に
なるため、予めコーキングをしておきます。
13
細かい事ですが、メンテナンスにはとても重要な事です。
また、窓廻りには化粧の幕板が取り付けられるため、こちらも
事前に塗装をしておいた方がいいですね。
塗装をされているAさま。
14
今日はお昼にAさまより大工さん達に労いのお弁当をご用意頂きました。
改めて挨拶されるAさま。
15
お味噌汁はAさま自家製です。
16
Aさま、ありがとうございました!
いよいよ明日は上棟式と持ち投げです。

津山市A様邸ログハウス新築工事現場。
お施主様の奥様のお母様が、このブログを楽しみに見て頂いてそうです。
できるだけ臨場感を感じて頂きたいと思います。
お母さん見てますか~。
昨日垂木が設置され、今日はまず桁から延びた垂木の長さを揃え、
それに破風(鼻隠し)を取り付けます。
破風
次に屋根に取り付けられる、天窓や煙突の骨組みを造ります。
こちらは煙突が設置される場所。
垂木
このように、垂木を一部寸断するため、屋根の強度が弱くなるので補強をします。
やたらめったら天窓を付ける事はお勧めしません。
A様の場合、天窓が2箇所。この程度をお勧めします。
天窓
破風と鼻隠しが取り付けられたら、屋根材(今回は瓦です)の下地となる
構造用合板(野地板)を垂木の下から打っていきます。
野地合板
A様の屋根は6寸勾配です。下から打ち上げて行くので途中途中
滑り止め(転落防止)のサンギを打って行きます。
大工さんそれぞれの役割があり、板を設置する者、墨を打つ者、釘を打つ者が
阿吽の呼吸で作業が進められます。
野地板スベリ留め
全員集合
ログハウスの場合、室内の天井は垂木に沿って天井板が張られます。
この垂木の中は、半分が断熱材、半分が通気層になります。
通気は軒下から空気が入り、棟に上がって棟換気と呼ばれる場所から外に出ます。
屋根の上からみた野地板ですが少し隙間を空けて棟換気を設置します。
屋根
こちらは玄関の下屋根部分の垂木を設置しています。
昨日アップした垂木のL金物と異なりますね。
これは垂木の上部がログの外壁に設置されて、ログハウスは経年と共に
乾燥や屋根の重力などにより垂直方向に縮みます。
つまり「壁が下がる」のです。
そうすると垂木が動かないと折れてしまうため、「スライド金物」と呼ばれる
特殊な金物で垂木を留めます。
スライド金物
こちらは2階のテラスの骨組みです。
ピンク色に見えるのは、外部なので腐り防止の防腐剤を注入していて
その薬の色です。(色はメーカーや工場や薬の種類によって異なります)
注入材
2階の妻壁の間柱も設置完了です。
外観正面
かなり外観の様子が判るようになりましたね。
外観1
この辺りでは珍しい建物なのか、見物に来られる方もチラホラ出てきました。
週明けから屋根の瓦葺き工事に入ります。

津山市A様邸ログハウス新築工事現場。
組上げ3日目の朝。昨晩からの雨も止み秋晴れの3日目です。
1
昨日は2階床までログが組上げられ、2階の床梁も設置完了しました。
今日はまず2階の床根太を金物で設置して下地を張っていきます。
A
午後には2階立上げ部分の5段も組上げ完了。
棟を支える柱も設置されました。
2
桁には垂木を留める鋼製のL金物が留められ、
3
今日から大工さんが更に一人増え、計6人体勢で作業が進みます。
全員、原親方の仲間内なので、親方の細かい指示が無くてもそれぞれ役割を認識しているので
手が止まる事がありません。
4
その状況を遠めで見るAさま。
5
柱の仮筋交い留めも設置されいよいよ棟が上がります。
7
柱には「ほぞ」加工がされています。
8
別のアングルから。
9
そして午後3時、無事上棟!
その後、垂木が設置されました。
10
先ほどの桁のL金物はこのように垂木を留めます。
11
その頃1階は、綺麗に整頓されこれからの材料の保管と作業場所となります。
6
昨日までお隣の敷地いっぱいに広がっていたログ材もすっかり無くなりました。
12
このようにログハウスは組上げられていきます。
スケッチではできるだけリアルに組上げの様子をお届けしたいと思っています。
最後に原親方と仲間達とお施主様で記念写真。
B
棟が上がった時のAさま。
13
Aさま、上棟おめでとうございました。

<追伸>
*今週末の10/31(土)10時頃から上棟式を、その後「餅投げ」を行います。
*Aさまのご厚意で工事期間中(年末まで)の見学会を開催します。
 見学ご希望の方はスケッチまで事前にご連絡下さい。(完全予約制とさせて頂きます)

津山市A様邸ログハウス新築工事現場。
組上げ2日目です。予報は午後から雨ですが早朝は日差しも穏やかで組上げ日和です。
1
A様邸の敷地は廻りにお借りできる土地が広くて作業にはとても助かっています。
30~40坪の建物の場合、100坪程の空地があればとても作業効率が上がります。
逆に敷地が狭いと作業効率は下がります。
ログを組上げる10tラフターで巾4m、長さ6mほどの設置場所が最低必用です。
2
今日は更に2名の大工さんが来られ合計5名で組上げています。
3
仲間内なので阿吽の呼吸で作業が進められています。
4
こんな危険な作業もあります。
5
3時頃から雨が降り出したため養生をして、本日は早めに作業を終了しました。
明日棟上の予定です。

津山市A様邸ログハウス新築工事現場。
早朝8時コンテナ荷下ろしスタート。
もう何度も行っている荷下ろしですが緊張します。
秋晴れの下、ログの梱包をラフターで引っ張り出します。
1
9時20分荷下ろし終了です。
近くにこんなに広い場所を探して頂いたA様に感謝です。
そしていよいよ組上げ開始です。
A様も本日はお休みでログ組を一緒に行いました。
3
ノッチ部分、ダボがなぜ必要なのか、色々ご説明しながら一緒に打ち込みました。
2
実はこの組上げがログハウスでもっとも大事な部分です。
ログの構造がもっとも理解できる作業だからです。
4
A様ご参加頂き、ありがとうございました!
本日4段にて終了。
5
原親方お疲れ様でした。やっちゃん、しょうちゃん(助っ人大工さん)お疲れ様でした。
明日もよろしく。

津山市A様邸ログハウス新築工事現場。
本日、床下の防蟻工事を行いました。
ログハウスは木ばっかりなので白蟻は大丈夫?
というご質問をよく受けます。
ログハウスだから白蟻にやられやすいと言うのは誤解です。
白蟻は地中に住み、太陽の光や乾燥を嫌います。
したがって地中から飛び出して地上のログに飛び移って木を食べる事はまず無いと思います。
また白蟻はコンクリートも食べて(正確には噛み砕いて)その上の土台や大引きや
在来の場合は柱を食べつくします。
ですので床下の構造が同じ、在来工法の家も同じです。
防蟻処理は一時的(5年保証)なものなので、しっかり通気をして乾燥させる事が重要です。
1
隅々までしっかり致しました。
2
いよいよ週明けから組上げです。

津山市A様邸ログハウス新築工事現場。
本日朝から足場の設置作業に入りました。
A様も今日はお休みで破風の塗装開始です。
1
塗装日和の快晴です。
ちょうどお昼に足場設置完了しました。
合わせて破風の塗装も完了です。
Q:なぜこのタイミングで破風の塗装をするのでしょうか?
A:瓦がのると破風に被る部分の塗装ができないためです。
  このタイミングに塗っておくと後が楽ですね。
2
足場の要所要所にログの通り番号の札を貼っていきます。
これもちょっとした心遣いですが、作業効率アップに繋がります。
いよいよ週明けから組上げです。
何度経験してもこの緊張感がたまらない。